
【外洋波浪】 ―JMAブイ観測点― JMAブイ観測点における波高偏差と500hPa高度偏差の高相関場を表4.3にまとめる。この表から次の統計関係が成り立つと言える。 日本海ブイ(No.21002)の波高は、観測精度が落ちる夏季を除き、春季において北緯25度、東経75度の500hPa高度偏差と負の相関が高い。 東シナ海ブイ(No.22001)の波高は、夏季は北緯35度、東経120度と正の、北緯45度、西経135度と負の相関を示す。冬季は北緯80度、西経5度の北極域と正の相関を示す。 三陸沖ブイ(No.21001)の波高は、春季では北緯65度、東経115度と、夏季は北緯60度、西経120度と、秋季では1北緯55度、東経120度と正の相関がある。 四国沖ブイ(No.21004)では、北緯15度東経75度のインド付近と負の相関がある。 南方定点(No.21003)では、年間を通じて北緯10度〜20度の低緯度で負の相関がある。負の相関域の北側に正の相関域がある。 表4.3 外洋波浪(JMAブイ)と500hPa高度偏差との相関 
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